当法人は、作業療法士の山下貴之が中心となり、病院や地域で医療や福祉に携わる者が役員となり、2010年4月に設立された法人です。
病院の社会復帰プログラムに携わっていた山下が、退院後の地域生活の資源の少なさに痛感し、
「障がいを持つことになっても、その人らしく豊かな地域生活が送られる社会を目指して」という願いで創設されました。

創設準備段階では、八王子市や多摩市等での活動を計画していましたが、バリアフリー法等の建築基準の関係で、
グループホーム建築場所を他の市に変更せざるを得なくなりました。そして、西多摩地区青梅市でのグループホーム建設となりました。
「なぜ西多摩地区にしたか?」という問いをよくいただきますが、人口比や病床数の比から、
この地区は社会資源(特にグループホーム)がまだまだ必要と考えたからです。

西多摩福祉会というネーミングの由来は、地域に根ざしたわかりやすい名前にしたかったからです。
そして、その地域で本当に必要とされるサービスを展開したいという思いがあります。
そのため、当事者やそのご家族、関係機関との連携を大切にして何が必要とされているかを学び、
関係者にご支援ご協力をいただきながら進めていきたいと考えています。

法人創立時から現在、様々な関係者の方々にご支援ご協力をいただいて運営しております。
病院関係者や地域活動支援センター、退院促進コーディネート事業所、役所(市町村及び東京都)、
自治会長、市議会議員、都議会議員、家族会、他グループホーム及び関係団体の皆様ありがとうございます。
この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。そして、これからもご支援ご協力よろしくお願いします。

《作業所の開所と運営に向けて》

平成24年6月1日に、東京都の認可を経て、拝島駅作業所が開所しました。

ところで、突然ですがこれを読んで下さっている方に質問です。
「現在のお住まいはどのような理由で決めましたか?」「現在の働き先はどういう点で選びましたか?」

『住む場所』『働く場所』というのは、複数の中から自分に合っているものを選んで決めたのではないでしょうか?
これは、当たり前と思われますが、障害を持っている方が置かれている現状としては、当たり前とは言えないのです。
特に西多摩地区に関してはそのような状況が強くあるように感じました。
「地域にこの作業所しかなく、空きもなく、待機者がいる」という言葉を多く聴きました。

私たちが、できることは限られていますが、複数の中から自分に合っているものを選べるという状況に
少しでも近づけられればという思いで、作業所を新規に開所しました。
人それぞれ特色があるように作業所も特色があります。人と場所がうまくマッチングすればと良いと考えています。

また、誰もが、何かを生産する能力を持っていると考えています。その能力をうまく引き出すのが私たちの役割です。
      
そして、現在、地域活動支援センターやデイケア、外来OTに通っている方で
「世の中の役に立つ何らかの生産活動をしたい」
という方がいらっしゃいましたら、
ぜひチャレンジしていただけたら幸いです。
(「他の利用者に迷惑を掛けない」など作業所のルールがいくつかありますが、それらを守れる方であれば歓迎いたします。)

では、拝島駅作業所はどいういう特徴か?
それは、パンフレットをお読みいただければ、少しでもお伝えできるかと思います。
ぜひ、作業所のページのパンフレットをお読みいただければ幸いです。
そして、見学にお越しいただき知っていただけるとうれしいです。


メンバーの個々の存在を大切にして、個々の能力を発揮してもらえるように、運営して参りたいと思います。
最後に、開所にあたりご協力をいただいた関係者の皆様ありがとうございました。そしてこれからもご協力よろしくお願いします。

代表理事 山下 貴之

法人理念

誰もが「障害」を持つ可能性がある。たとえ「障害」を持つことになっても、その人らしく豊かな地域生活が送られるように障害福祉のサービスを提供する。
そのために、地域との連携をはかり、障害を持った人とそこに携わる人の地域生活を支援する。そして、地域の福祉に貢献し、住みやすい地域作りに寄与する。


決算報告

西多摩福祉会 第12期 会計報告
西多摩福祉会 第11期 会計報告
西多摩福祉会 第10期 会計報告
西多摩福祉会 第9期 会計報告
西多摩福祉会 第8期 会計報告
西多摩福祉会 第7期 会計報告